母の名古屋帯
母が 学生時代に仕立てた名古屋帯
昔から箪笥を開ける度 気になってました
濃い桃色に大きめの花柄は鮮やかできれいだけど
今の 自分には少々派手な感じです
着付けの練習に 何回か使ったけれど
意外に厚くて締めづらい
再び箪笥のこやしにならないように・・・
先日 「3年締めない袋帯はエイッと 半幅に!」の雑誌記事を見て
「決めた! エイッと半幅にしてしまおう!」
少々派手でも浴衣になら 合わせられそう
ン十年も昔の帯なので 生地も少し老けてる
生地を傷めないよう そーっとほどく 地道にほどく
ン十年前 母が付けたであろう 糸印 躾 帯芯...が 顔を出す
まさか 娘にほどかれるなんて思わなかったろうな
女学生の母が縫ってる姿を想像してしまう
母が 「あの頃 帯を買う余裕(お金)が無かったけれど
母(私にとっては祖母)が工面して買ってくれてね- 授業当日 学校まで持ってきてくれたのよ・・・(話は続く)」
何回 この話を聞かせられただろう